歯周病になると心臓まで悪くなる訳とは?

テレビCMでは「歯周病予防」をうたった歯磨き粉の宣伝をよく流れていますが、
日本は言わずと知れた歯周病大国であり、歯周病患者が多い国なのです。

この歯周病とは、歯肉炎歯周炎をひっくるめた歯茎の病気の総称で、
口の中を不潔にして置くと、先ず歯肉炎にかかってしまうのです。

歯茎が腫れて赤くなり、やがて出血し、
この歯肉炎が悪化すると、次は歯周病へと至ります。

この歯周病は、以前は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていた病気で、
歯を支える歯槽骨まで異常が現れるのがその特徴です。

現代では、多くの成人が歯周病にかかっているか、その予備軍状態にあり、
45歳〜54歳までの世代では、じつに90%近くの人が歯周病かその予備軍という
調査報告もあるそうです。

この歯周病の影響は、歯を悪くするだけにとどまらず、
近年の研究調査によると、なんと心臓にまで悪影響を与える事が分かってきています。

アメリカのノースカロライナ大学のジェームス・ベック教授によると、
歯周病の人とそうでない人を比べると、前者の方が狭心症や心筋梗塞になる
確率が、 1.5倍〜3倍まで高くなる事が分かりました。

しかしなぜ、歯の病気が心臓にまで悪影響を与えるのだろうか?

そのメカニズムは、口腔内にいる細菌が血管に侵入するという説が有力で、
歯周病が悪化すると、口の中で繁殖した細菌が、やがて歯茎の奥から
血管の中まで侵入して行き、その細菌が血管内で増殖すると、
今度は心臓の冠動脈の詰まりを引き起こすのだそうです。
すると心臓に円滑に酸素が送られなくなり、その結果、心臓発作を引き起こすと考えられるのです。

また、歯周病は、糖尿病の原因になるとも言われ、
甘いファーストフードやジャンクフードが、コンビニなどで直ぐ手に入る、
便利な時代に生きる現代人にとっては、とても厄介な病気だと言えます。
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posted by ミニ助 at 21:48 | 健康系 病気と治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする