長者番付をマスコミ発表する本当の狙いとは?

長者番付は毎年5月ごろ、マスコミを通じて日本全国に発表されます。
前年度の所得申告税が、1000万円を超える高額所得者について、
税務署が、指名・住所・納税金額を発表すると、
それを各社マスコミが長者番付として大騒ぎするのです。

しかし税務署は単にマスコミサービスとして高額納税者を発表している訳ではありません。
お上であるお役所が珍しく個人情報を公開する以上、

それにはきちんと狙いがあるのです。

その税務署の真の狙いとは、高額納税者リストを見た人から、
「えっ?あの人の納税額が、そんなに少ないはずがないじゃないか!」などと、
より詳細な情報を提供してもらうことにあるのです。

実際、この長者番付が発表されると、毎年、税務署には、
嫉妬か妬みがその動機なのかは知りませんが、
密告の電話や手紙が殺到するとの事ですから、やっぱり税務署の狙い通り、
リストの公開には効果があるのでしょう。

もともと、脱税摘発のきっかけは、第三者による情報提供の場合(密告や告発)が、
断然多いとのこと。その為、終戦直後には、脱税摘発につながる情報に
褒賞金(ほうしょうきん)まで付けて支払う制度までありました。

しかし当時、小遣い金欲しさに息子が親を密告したり、
いいかげんな噂話を持ちこむ情報屋が横行したため、
この褒賞金制度は直ぐに廃止されました。

その代わりに設けられたのが、現在の長者番付制度なのです。

褒賞金は出してもらえないが、他人の懐具合はどうしても気になるという
人間心理を逆手にとった方法に変わったのです。

ただし、寄せられる情報に関しては、5月に殺到する情報は、
大抵がデマやガセネタ、噂のたぐい。

そのニセ情報の洪水に後に、ポツポツと寄せられる情報の中に、
本物の情報が混じっているという。

泣く子も黙るマルサ筋によると、

ニセ情報を見分けるコツは次の4つ。

  1. 匿名の人間より、実名を名乗る人間からの情報が信憑性が高い。
  2. 女性からの情報の大半は、中傷や噂話だが、愛人問題が絡んで来ると、
    大口脱税摘発のきっかけになりやすい。
  3. 遺産争いの末の情報は、かなり信用できる。
  4. 何らかの理由で会社を追われたり、クビになった元社員の告発情報も、かなり信用できる。

    長者番付を何気なく見て、好きな人気タレントの順位をチェックするのも
    一つの楽しみではありますが、その裏にはドロドロした争いが、
    静かに繰り広げられているのです。

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posted by ミニ助 at 01:48 | 政治経済系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする